Jim O'Rourke Collection

Jim O'Rourkeによるユニークでクリエイティブなシンセ・パッチ・コレクション。ただのエフェクト・ユニットとしてではなく、ひとつの楽器としてのSY-300の可能性がフルに発揮されています。あなたならではのクリエイティブな使い方をみつけてください。"単純にギターの音色加工をするものではなく、ひとつの楽器として扱えば、もはやサイバネティック・システムに近いものまで作り出せます。"

ジム・オルーク -- 1969年、米シカゴ生まれのミュージシャン/作曲家/プロデューサー。ポップスから即興、電子音楽まで幅広く活動し、「Gastr del Sol」「Sonic Youth」といったバンドにも在籍。「Wilco」のプロデューサーとしてグラミーを受賞。また「Werner Herzog」、「若松孝二」をはじめ、数々の映画音楽を手がける。現在は日本を拠点にし、世界中へ向け様々な音楽活動を行っている。

Live Set

1I.W.L.パッチ名の"IWL"は、Jimが尊敬するギタリスト"Henry Kaiser"のアルバム"It's a Wonderful Life"から。矩形波を使って楽器のピッチを変化させるHenryの手法をSY-300で再現している。また、2つのオシレーターとギター音のミックス・サウンドを、内蔵シーケンサーでそれぞれ5度やオクターブ上下に変化させている。CTL1ペダルでそれぞれのシーケンス・パターンの長さと速さを変化させることが可能。"君がこのパッチをプレイすればするほどこのパッチも君をプレイする、奏者と対等な自己完結型のシステムです。"
2Waves内蔵波形により様々な要素をコントロールすることで、音の重なりが連続的に変化していくパッチ。内蔵LFO2基のサイン波が、3基のオシレーターのバランスをコントロール。さらにもう一基のLFOで後段のミキサーをコントロールして、バランスを連続的に変化させている。複数のSlow Gearをエンベロープ・フォロワーとして使用、モジュラーシンセのADSRのように機能させている。
3Slow Rounds内蔵のサイン波を使って複数のフィルターの帯域をばらばらに変化させ、ノッチ効果のようなパタパタ音を生み出すパッチ。複数のシーケンス・パターンの周期を、頭が揃うことがないよう全て違う長さに設定することで、常に形を変えて流れ続けるサウンドが得られる。
4Holdフィルターを内部で様々に動かすことで作られる、生きているかのようなアンビエント音色。CTL1スイッチでオシレーターのサウンドをホールドして上に音を重ねることが可能。シンプルなサイン波を使うと、重ねた時の音の密度が高くなり過ぎるのを防げる。
5Pitchy最初のオシレーターに第2・第3のオシレーターを掛け合わせ、それぞれリング・モジュレーターとして使用している。最初のオシレーターと2つのリング・モジュレーター・サウンドは全てダイナミクスによりピッチが変化する。強弱によってクレイジーにも繊細にもなる、ニュアンスにより出音を大きくコントロールできるパッチ。
※SY-300で作成されたライブセットです。
※このライブセットはそれぞれの音色説明にあるサウンドでお楽しみいただけますが、オリジナルの音色を完全に再現しているものではありません。

このライブセットをご利用いただくには各製品に対応したBOSS TONE STUDIOアプリをインストールいただく必要がございます。下記よりお手持ちの製品をご確認のうえ、ダウンロードをお願いいたします。

SY-300

標準ケーブルの接続のみでレイテンシーの無い演奏が可能な、専用ピックアップ不要の新しいポリフォニック・ギター・シンセサイザー